わたし、戸締りをしたかどうかが不安やの。
戸締りを忘れたことあるん?
忘れたことはないけど、家を出てしばらく経ってから「玄関のカギ締めたっけ?」って気になることが多くて…。
こんにちは。今日もおうちが恋しいこかです。
日常生活で気になる小さな不安。
実は、小さな不安の根っこに大きな不安があることが多く、大きな不安を解消しない限り、小さな不安も解消されないかもしれません。
今回の記事は、「戸締りの不安」という小さな不安から「家」にまつわる大きな不安を発見し、過去の自分と向き合ったわたしの体験談です。
ぜひ最後までおつきあいください。
忘れ物が気になる
「家のカギ締めたっけ…」
「ガスって消してたよね…」
と、外出した途端、忘れずに戸締りをしたかどうかが気になります。
一度も戸締りを忘れたことはないし、毎回取り越し苦労なのですが、それでも気になります。
旅行などで数日間留守にしたときは、恐る恐る玄関を開けるくらい。
「もし、窓を開けっぱなしで出かけてて、空き巣に入られてたら…」などが頭をよぎるからです。
そんなに心配しなくても大丈夫やで。
根っこにある「大きな不安」
戸締りの不安を例に出しましたが、日常で感じる「小さな不安」って、自分が「気にするから」だと思っていました。
「自分って気にし過ぎなんだ」って思ってました。
しかし、先日読んでいた「HSPで「ひきこもり」だけれど私は元気です。」にハッとさせられたページがありました。
日頃から不安になりやすい人は、根っこに「大きな不安」があるのかもしれません。
「大きな不安」があると、そこから枝葉としてさまざまなことが不安に感じられてしまうのです。
HSPで「ひきこもり」だけれど私は元気です。
小さな不安のモトには表面化していない大きな不安があるのではないかと考えるようになりました。
戸締りが不安なわけじゃない
わたしの戸締りの不安も、何か根っこに大きな不安があるんじゃないのかな?
そう思うようになり、自分の心と対話してみました。
思い当たることがありました。
【「いってきます」と言って出て行った家の状態と「ただいま」と帰ってくる家の状態が違ったらどうしようという不安】が根底にあったのです。
子どものころの火災の経験
子どもの頃、わたしは2度の火災を目の当たりにしています。
自宅ではないのですが、いづれも近所での火災です。
深夜の火災
一度めの火災は、深夜に集合住宅の一室で起こりました。
大人たちが大騒ぎで対応に追われている間、わたしは妹と二人で自宅で待っていました。
深夜に小さな妹と二人で留守番しているのは、とても心細かったです。
「わたしのおうちもいっしょにもえたら、どうしよう。いもうとをまもれるかな」と不安でした。
昼間の火災
二度めの火災は一緒に登下校していた友達の自宅でした。
子どもたちが学校に行っている間に火災が起こりました。
授業中に友達が先生に呼び出され、早退したのを覚えています。
「いってきまーす」と言って登校し、帰ったら友達のおうちがなくなっているという状態がショックでした。
いってきますとただいまが同じ状態かどうかという不安
二度の火災を目の当たりにして、「留守から戻ったときに、自分の家がなくなっているかもしれない」「家がいつも同じとは限らない」という不安を抱くようになりました。
帰宅したときと家の様子が変わっているかもしれないという不安が根っこにあり、戸締りの不安が発生しているのだと思います。
インナーチャイルドと向き合う
インナーチャイルドを癒すって信じてなかったけど、思いがけず体験して、心が軽くなりました。
ちょっとしたきっかけで、幼少期を見つめ直したら、涙が出てきて、驚きました。
大人になった自分が子供の自分に声をかけてあげることで、感情が解放される。
不思議な経験でした。
— コツコツこか🌈AM5時のブロガー (@positive_coca) July 3, 2020
自分の根っ子にある大きな不安がわかり、今回はさらに深掘りしてみました。
大人になった自分が子どもの頃の自分に声をかけて癒し、感情を開放するという「インナーチャイルドとの向き合い」です。
※本記事では概念については割愛します。
過去の自分に声をかける
二度の火災を経験したときの自分や情景、気持ちを思い出し、過去の自分に声をかけてみました。
「コワイね。大丈夫よ。あなたのおうちは燃えないから」
「妹と二人で心細いね。大人になったわたしが側についてるね」
「『ただいま』って帰ったら、お父さんとお母さんがいつもの笑顔で迎えてくれるよ」
すると、涙がポロポロと出てきて、感情があふれ出してくるんです!
今の自分は何も悲しくないのに、涙が止まりません。
もう何十年も前のことなのに、今体験しているかのような不思議な感覚です。
自分で自分に戸惑いつつも、心がスーーーッと軽くなったことに気づきました。
インナーチャイルドと向き合い、感情を開放できました。
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小さな不安を退治する前に大きな不安を知ろう!
しかし、小さな不安を退治しても根っこにある大きな不安がわからないと、対処療法を繰り返すばかりになります。
わたしは「HSPで「ひきこもり」だけれど私は元気です。」を読んでいて、大きな不安に気づくことができ、過去の自分と向き合うことができました。
戸締りで不安になったとき、これからは「大丈夫、帰ってきてもいつものおうちが待ってるよ」と声をかけようと思います。
「大きな不安」が何かわからなかったり、インナーチャイルドと向き合ったりすることは、ひとりでは難しいかもしれません。
そんなときは、ひとりで苦しまずに、専門家に相談してみてくださいね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
一人でも多くの繊細さんが生きやすくなりますように。
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