「辛いのはみんな同じ」って言われたことある?
あの言葉、ホント好きじゃない。
その人の悩みは、その人特有のモノやのにな。
残念な返しや。
こんにちは。今日もおうちが恋しいこかです。
何かを相談したとき、「辛いのはみんな同じ」と返されると、めちゃくちゃ残念で、孤独な気持ちになります。
勇気を出して相談したにもかかわらず、「辛いのはみんな一緒」と返答されても、答えになっていません。
「突き放された」という感覚が残るだけ。
今回の記事は、「辛いのはみんな同じ」という言葉について書きます。
ぜひ最後までおつきあいください。
「辛いのはみんな同じ」と言われるのがイヤな理由
「辛いのはみんな同じ」と言われるとイヤな気持ちになるのは、自分を受け入れてもらえないような気持ちになるからではないでしょうか。
- みんな」と一括りにされることの違和感
- 「自分だけ辛いと思うな」と言われているような拒絶感
「みんな辛いからガマンしよう」という協調性の強要にも疑問を感じます。
悩みって人それぞれなのに「みんな」?
悩みって人それぞれ違うものです。
置かれている環境や悩みの背景にある事情は、人によって異なります。
たとえば、「会社が辛い。行きたくない」と思っている人がいた場合。
- 人間関係に悩んでいるのか
- 業務内容に悩んでいるのか
- 他の要因が絡まっているのか
背景は様々です。
「会社が辛い。行きたくない」の応対に、「みんな仕事はしんどいんだ。我慢しろ」と言われたら、ガッカリ。
似た悩みはあるかもしれませんが、まったく同じ悩みはありません。
「みんな辛い」と十把一絡げにされたときの違和感ったら、ハンパない。
「みんな辛い。我慢しろ」って言われた瞬間、心のシャッターガラガラピシャン、や。
「みんな辛い」=「お前だけ辛いと思うな」?
「みんな辛いんだ」の言葉の裏に、「みんな辛いんだ。お前だけ辛いと思うな」というメッセージを感じてしまうのはわたしだけでしょうか。
みんな辛いのを辛抱している→弱音を吐くな
何も悪くないのに、責められているような感覚になります。
辛いときに責められたら、たまったもんじゃない。
「辛いのはみんな同じ」と言われないようにするために
まずは、相談する人・場所・時間を選ぶことが大事です。
辛いとき、とにかく「話を聞いてほしい」という思いが強くて、あまりつきあいがない人に話してしまったり、立ち話的に話してしまったりすると、後悔するハメに…。
落ち着いた場所で、信頼できる人に、ある程度の時間を割いて、相談するのがよいかと思われます。
信頼できる人を選ぶ
わたしは、「わたしを受け入れてくれそうだな」と思える人に相談するようにしています。
「辛いのはみんな同じ」という言葉は、軽い拒絶の意思かなと思います。
話を聞く意思が強そうとは言い難い一言です。
厳しいあの人がかけてくれた一言
同じ会社の人で、自分にも、他人にも厳しく、とても仕事ができる方がいます。
細かいところもどんどん指摘されるし、一緒に仕事をしていると緊張の連続です。
でも、ふとした時に感じる優しさや情の深さを魅力に感じていました。
ある日、思い切って悩んでいることを相談してみました。
みんな辛いんだ」とか言われたら、どうしよう…。
どんな返答が返ってくるのかなとドキドキしていました。
いつもの鋭い眼差しでじっとわたしを見つめた後、わたしにかけてくれた最初の言葉は
そんなに思い詰めて、大丈夫か。無理してないか。
わたしを労ってくれる一言でした。
ほっとしたり、嬉しかったり。
色々な感情が湧き上がりましたが、「話しても大丈夫だ」と確信した瞬間でした。
第一声で自分への気遣いが感じられ、安心したので、さらに詳しくお話を聞いていただきました。
「みんな辛いんだ」なんて言われることもありませんでした。
わたしの話を聞いてほしいのに、「みんな」にまとめないで
人は「受け入れられた」と感じて初めて、心を開いて話ができます。
相談して「辛いのはみんな同じ」と言われたら…、心をそっと閉じちゃいます。
わたしの話を聞いてほしいのに、「みんな」にまとめないでって。
言う方は無意識かもしれませんが、言われた方は本当に残念な気持ちでいっぱいです。
「みんな」という言葉が個人の集合体でなく、ただの総称として使われ、自分に向けられたとき、むなしさを感じてしまうのではないでしょうか。
「辛いのはみんな同じ」と言われたときに感じるイヤな気持ち。
誰かにイヤな気持ちを与えないよう、わたしは「辛いのはみんな同じ」なんて言葉を使わないようにしています。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
一人でも多くの繊細さんが生きやすくなりますように。
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