久々に、「顔ニモマケズ」(著:水野 敬也)を読んで、号泣した。
「顔ニモマケズ」?
どんな本や?
こんにちは。今日もおうちが恋しいこかです。
2017年夏か秋くらいに、母から話を聞き、「顔ニモマケズ」を買いました。
見た目に傷やアザなどの症状を持つ方たちの人生を知り、自分の生きるヒントにしたかったからです。
当時とても感動して号泣し、母に勧めたら、母も涙していました。
先日、3年ぶりくらいに読み返したところ、やはり感動しました。
「自分ができることを、一生懸命やる」という勇気をくれる一冊です。
今回の記事は、「顔ニモマケズ」について書きます。
ぜひ最後までおつきあいください。
「顔ニモマケズ」ってどんな本?
「顔ニモマケズ」とは、2017年にミズノオフィスから出版された本です。
著者は、「夢をかなえるゾウ」「スパルタ婚活塾」などで有名な水野 敬也さんです。
「顔ニモマケズ」の内容
見た目に傷やアザなどの症状を持つ「見た目問題」を抱える9名の方々へ、水野さんがインタビューしています。
- 中島勅人さん:リンパ管腫
- 河除静香さん:動静脈奇形
- 泉川一樹さん:網膜芽細胞腫
- タガッシュさん:口唇口外裂
- 武田信子さん:全身型円形脱毛症
- 笠本明里さん:アルビノ
- 三橋雅史さん:単純性血管腫
- 村上優美さん:ロンバーグ病
- 石田祐貴さん:トリーチャーコリンズ症候群
社会生活を営む上での苦悩や葛藤、自分らしく生きるためのそれぞれの生き方を語ってくれています。
「人は見た目で判断してはいけない」と言いますが、どうしても見た目から入ってしまいます。
第一印象で最も大切な「見た目」にハンデがある人たちが、悩み、成長していく姿に感銘を受けました。
自分ができることに目を向ける
この本を読んだとき、わたしは「自分ができることに目を向けるって大事やな」と思いました。
できない言い訳や失敗する理由を考えるのは、誰しも得意です。
たとえば、「低血圧だから、早起きできない」「時間がないから、勉強しない」
心当たりありませんか。
一方、自分ができることを一生懸命に取り組むのって、とっても難しいんです。
言い訳できないし、、そもそも、やろうとしません。
ナイものばかりに目を向けるのではなく、持っているものに感謝し、行動することが、自分らしさの源だと感じました。
あなたがこの状態で生まれたこと、それがあなたらしさだから
最終章に出てくる、トリーチャーコリンズ症候群の石田さんのエピソードです。
昔、顔の症状について人からひどいことを言われたのがショックで、そのことを母親に言ったんです。それで話しているうちに途中から言い争いになって、僕は母親に向かって、「お母さんがこんな症状に産んだから悪いんじゃないか!」と言ったんですよ。そしたら母親は、「私はあなたがこの状態で生まれて良かったと思ってる。それがあなただから」と言ったんですね。
わたし、この文章を読んだときに泣いてしまって…。
トリーチャーコリンズ症候群という難病で、本人も家族も苦しまないわけがないのに、お母さんはその症状も含めて「あなた」だと言っているんです。
足りないことばかりを嘆いている自分が、恥ずかしくなりました。
障害には意味がある
「こういう症状はあるけれど、それも含めてこの子らしさなんだ」
石田さんは「障害には意味がある」と考えています。
障害を持っている自分だからこそやるべきこと、できることがあると。
障害を言い訳にすることは簡単です。
でも、「自分だからできること」をやるんです。
言葉にすればたった一言ですが、どれほどの勇気と行動力が必要でしょうか。
石田さんの「自分ができることをする」という姿勢に、わたしは心が動かされました。
「顔ニモマケズ」で勇気をもらった
顔に持つ症状は様々ですが、登場する9名はみんな「今の自分ができること」を一生懸命やっていました。
ファッションを楽しんだり、お芝居をしたり、自分の世界を見つけたり…。
読者のみなさんは、自分ができることを一生懸命にやっていますか。
失敗を恐れて立ち止まることは簡単です。
しかし、自分を信じて、自分ができることを本気でやるのは勇気がいります。
「だって、わたしは〜〜だから」と言い訳できないのですから。
わたしも勇気を出して、自分ができることを一生懸命やろうと決心しました。
この本を読んで、得たものは勇気です。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
一人でも多くの繊細さんが生きやすくなりますように。
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