半沢直樹を読んでたら、いつの間にか夜更かししてました。
こんにちは。今日もおうちが恋しいこかです。
Kindle Unlimitedで半沢直樹1を読みました。
ドラマでストーリーはわかっていましたが、わたしは小説の方がおもしろかったです。
ストーリー展開がおもしろいことはもちろん、「夢」について考えさせられる一冊でした。
ぜひ最後までおつきあいください。
夢を見続けるってのは難しい、それに比べて夢を諦めることのなんと簡単なことか
作者が一貫して伝えていることは、サラリーマンの夢と現実です。
最終章に「夢を見続けるってのは難しい、それに比べて夢を諦めることのなんと簡単なことか」というセリフが出てきます。
印象的なセリフです。
「夢」とまでいかなくとも…、みんな、何かしらの志を抱いて入社します。
- 大きなプロジェクトを手掛けたい
- 困っている人を助けたい
- 海外で活躍したい
しかし、社会にのまれるうちに、志はすぼみ、会社に飼い慣らされていきます。
目の前の仕事に追われて、心を無にして働いている自分を思い返し、ハッとさせられました。
「わたしのキャリアの最終ゴールってなんだったっけ?」と。
図星だったのか、渡真利は黙った、渡真利の夢はプロジェクト・ファイナンスだ。東京中央銀行で潰えたその夢を、渡真利は、この証券会社ではたそうと考えたのかもしれない。
「オレたちバブル入行組」
エリートと思われる渡真利(ドラマの中でミッチーが演じている役)のエピソードです。
「潰えた夢」
強烈な表現です。
半沢直樹1 ストーリーについて
半沢直樹1のストーリーについてお話しします。
銀行業を取り巻く悪党たちに天罰が下るストーリーはドラマと同じ。
登場人物の表情や心情を想像して、楽しみながら読めるのは、小説ならではです。
読んだ後、スカッとしますね。
序章:バブル期の就職活動
序章では、半沢の就活時代のことが書かれています。
序章で銀行の華やかさを描いているからこそ、1章から始まるストーリーが引き立っていると思いました。
バブル絶頂期の華やかな時代に就活をしていた半沢。
- 当時の銀行が世間から信頼されていたこと
- 半沢が大志を抱いて入行したこと
がキラキラと描かれています。
1章〜:勧善懲悪ストーリー
1章からのストーリー展開は、おもしろすぎて、時間を忘れてしまうほど。
軽快なテンポで物語が進みます。
- 西日本スチールの貸し倒れ問題
- 銀行内部のドロドロ感
- エリートのプライド
- 悪党たちの葛藤
- 夢と現実
隠蔽された事実がポロポロと明るみになっていきます。
わたしは、支店長と半沢のラストのやりとりに「半沢の銀行員臭さ」を感じずにはいられませんでしたが、作者があえてこのように書いたのかなと思いました。
小説を読んで、改めて、半沢直樹の続編も読もうと思いました。
続編以降はKindle Unlimitedにリストアップされていないので、書籍を買います。
もし、読み放題サービスで「半沢直樹1」を読むならば、お早めがよいと思います。
多分、ドラマ放映がきっかけで、「半沢直樹1」がKindle Unlimitedにリストアップされてきたんだのではないか、と。
引き続き、「倍返し」を文学で楽しむこととします。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
一人でも多くの繊細さんが生きやすくなりますように。
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