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こか
心理学専攻卒。メンタルヘルスマネジメント検定1種取得済み。
敏感でいろんなことをキャッチしてしまうタイプのHSPです。
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【すべての人のストレス対策】10代のための疲れた心がラクになる本:「敏感すぎる」「傷つきやすい」自分を好きになる方法

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こんにちは。今日もおうちが恋しいこかです。

おうち時間に読書をすることが多いです。

今日の記事は最近読んだ「10代のための疲れた心がラクになる本:「敏感すぎる」「傷つきやすい」自分を好きになる方法」のレビューです。

目次

10代じゃないけれど…「10代のための疲れた心がラクになる本」

10代のための疲れた心がラクになる本:「敏感すぎる」「傷つきやすい」自分を好きになる方法」を読みました。

書棚で見かけたとき、「10代のための?10代向けの心の癒し方ってなんだろう?」と気軽に手に取りました。

心の疲れに年齢別の対処法があるのかなという興味・関心がきっかけでした。

内容は10代に特化したもの…ではなく、10代の人が読みやすいように工夫された一冊でした。

10代の頃のモヤモヤを解説

書籍の前半でストレスや思春期特有のモヤモヤを解説してくれています。

著者の長沼睦雄さんは神経内科医です。

脳やホルモンの視点からストレスや思春期の悩みのメカニズムを説明されています。

実際、10代にはちょっと難しいんじゃないかな…と思う節もありました。

しかし、「ここは大事なところなのでついてきてくださいね」等、読者に寄り添った文章が所々あり、「頑張って読もうか!」という気にさせてくれます。

こか

読者に寄り添う一言って大事よね。

ストレス対処法:まずは自分を知ること、表現力を身につけること

ストレス対処法に期待して、本書を手に取りました。

本書で書かれていたストレス対処法は以下のとおり。

ストレス対処法
  • 自分の状態を知る。正しく、表現する。
  • 「治すぞ」「対処するぞ」と意思を明確にする
  • 対処法を試してみる。行動する。

まずは自分の状態を知り、その上で然るべき対処法を行う、ストレスマネジメントの多くで語られていることです。

しかし、改めて「自分の状態を知る。正しく、表現する」ということが印象に残りました。

何でも「むかつく」

語彙がないため、自分の気持ちや感情を正しく表現できない子供が多いです。

例えば、不快や不満、寂しさ…等を表現するときに何でも「むかつく」で済ませてしまう。

「この前、本屋さんに行ったら、欲しい本が売り切れてた。むかつく」と話す子供。
「本が売り切れてるだけで、むかつく?!」と思って、よく話を聞くと、「本が売り切れていて残念だった」ということ。
何でも「むかつく」と表現してしまっています。

本が買えなくて残念だったのならば、他の本屋さんに行くことを提案できます。

しかし、「むかつく」と聞くと他の対処法を考えますよね。

自分の気持ちを正確に言葉にしないと適切なストレス対処法が選択できません。

自分の内面を正しく表現することが10代のストレス対処法の第一歩です。

大人は「無視をする」

大人でも「自分の状態を把握すること」が一番大切です。

大人の場合は正確に表現する術を知っています。

しかし、「黙る」「無視する」ことで自分の状態を正しく把握できていないのではないでしょうか。

自分の内面が「もう限界だ」と叫んでいるのに聞こえないフリをして走り続けた結果、ストレス過多になってしまうことも多いのでは。

自分の内なる声に耳を傾け、正確に言語化する。

年代を問わずにストレスマネジメントの第一歩であり、最重要ポイントだと思います。

言葉のチカラを使う

「言葉を変えると、心も変わる」

日頃から「言葉には人を変えるチカラがある」と思っているわたしにはドンピシャでした。

早速取り入れた言葉は「あなたには頑張れる能力がある」という言葉

限界まで頑張っている人に「頑張れ」は想像以上にツライもの。

よく上司に言われますが、辛いです。「十分頑張っています」と反論したいです。

こか

これ以上、頑張れって…。

でも、「あなたには頑張れる能力がある」ならば、頑張り屋さんのあなたを褒める感じ、さらにはあなたの能力を信じている感じです。

「頑張れ」よりも「あなたには頑張れる能力がある」の方がわたしは好きです。

自分はもちろん人を励ますときは、「あなたには頑張れる能力がある」と声をかけるようになりました。

「わかりやすく書く」ことの勉強

10代向けに書かれた本なので、わかりやすく書かれています。

「わかりやすく文章を書く」ことの勉強になりました。

  • 具体例を交える
  • 漢字を控えめにする
  • 読者に寄り添う一言を入れる

ブログ運営をしているわたしも、物書きの端くれです。

自分ゴトとして捉えてもらえるよう、読み手に寄り添う文章、読み手にやさしい文章を書くことを全体通して学びました。

まとめ

タイトルから30代の自分はターゲット外かなと思いましたが、思い切って手にとってよかったです。

ストレスマネジメントは年齢を問わず必要なもの。

様々な角度から学ぶことで新たな発見があるなと実感しました。

一人でも多くの繊細さんが生きやすくなりますように。

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この記事を書いた人

心理学専攻卒。メンタルヘルスマネジメント検定1種取得済み。
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