成功した体験がゼロってわけでもないけれど、めっちゃ成功体験があるというわけでもない。
成功体験ってどこにあるの?
こんにちは。今日もおうちが恋しいこかです。
子供のころから周りの反応を意識して育ってきたせいか、わたしは自分のことを「すごい」と思えません。
「成功体験」も少なめです。
特に困るのは評価面談のときです。
アピールする実績が思い浮かばなくて、上司からアドバイスをもらっても「でも、それはみんなのおかげですし」など言ってしまいます。
しかし、経験から主観的な評価を排除すると、隠れていた成功体験が見つかるようになりました。
今回のブログは、成功体験とは何かということと成功体験の見つけ方をお伝えします。
ぜひ最後までおつきあいください。
成功体験とはなにか
成功体験の定義は、人それぞれです。
世間で言われるような成功の例を挙げると、
- 出世する
- お金持ちになる
- 大きな家に住む
などですが、これらの出来事が「成功」として捉えられるかどうかは本人次第です。
出世することが成功だと感じる人もいれば、責任が増すことをストレスに感じる人もいるでしょう。
世間での成功体験=自分の成功体験とは言い切れません。
自分の中での「成功体験」を「世間一般的に見ての成功体験」と捉えてしまうから、自分には成功体験がないと感じてしまうのではないでしょうか。
「成功体験がまったくない」は認識違い
「成功体験がまったくない」は、認識違いだと思います。
第三者から見れば「すごいこと」であっても、自分の中で「大したことない」「すごくない」とレッテルを貼ってしまうと、成功体験にはなりません。
自分が当たり前にやってること=すごいこと
わたしは製造業に勤めていて、事務を担当しています。
機械で製品を作る工程を見せてもらうと、「すごーーーい!こんな細かい作業ができるんですか!」と感動モノなのですが、現場の方々からすると「こかさんが、そんなに『すごい』って言ってくれるなんて思わなかった」と言われます。
- 朝起きる
- 通勤する
- 運転する
- 作業をする
- 敬語で話す
自分が当たり前にやっていること、何気なくやっていることも、実は「すごいこと」の連続です。
経験を再構築すると、「成功体験」になる
フラットな気持ちで、自分の経験を振り返ってみてください。
わたしは自分の経験を再構築することで、成功体験を見つけられました。
管理職相手にセミナー講師をした話
東京支店でのメンタルヘルス勉強会終了❗️
— コツコツこか✏️👩🏻💻🌈 (@positive_coca) October 2, 2019
慣れない講師をしました💦
緊張で疲れました😵😵
これから旧友と会います(*^▽^*)
1年前、東京支店で社内向けメンタルヘルスセミナーの講師をしました。
管理職10名相手に90分のセミナーです。
途中、参加者同志でのワークもありました。
ワークなんて参加してもらえないかもしれない…。
一般従業員が偉そうに言うなって思われるかもしれない…。
気重だったセミナー講師ですが、一年経った今、ようやく「成功体験だな」と思えるようになりました。
自分の中で体験に対する認識を改めたからです。
経験の再構築=体験に対する感情を排除する
「セミナー講師の体験」という事実から、自分の気持ちや評価を排除しました。
わたしがセミナーをやったところで、大した内容じゃないし…。そんなに評価してもらえるわけないよね。
自分の中で、自分の経験を過小評価していました。
時間が経ち、フラットな気持ちで事実をとらえるようにすると、「なかなかがんばったな。自分、すごいんじゃないか?」と思えるようになりました。
セミナー講師なんてカンベンしてください
今でも、あの日の緊張を思い出します。
行ったことがない東京支社。
顔も知らない管理職の人たち。
ちゃんと話せるだろうか…。
不安でいっぱいだったので、前日、セミナーの予行練習を3回やりました。
「やっと終わった」という気持ちだけが残った
無事に済んだ直後は「あ〜〜、やっと終わった」という気持ちだけが残りました。
- 頑張ったね
- お疲れさま
と自分を労う言葉は出ず、重荷を下ろしたことに安堵するばかりでした。
「ニガテなことをイヤイヤやりきった」が自分の仕事への評価でした。
事実だけを見ると、「結構がんばったな」
セミナー講師体験から1年経ちました。
ずっと「イヤなセミナー講師をやらされて、無事にこなしただけ」と思っていました。
ある時、ふと思ったんです。
イヤだったけど、結構がんばったんじゃないか?
「自分の気持ちはどうであれ、管理職10名相手にメンタルヘルスのセミナーをやったという事実は評価できることではないか?」と、自分の中で1年前の出来事を再構築するようになりました。
- 大したことない
- 誰でもできる
- 仕事だから
など、自分の価値観や感情を排除して、他人の目線で見てみました。
きちんと聞いてもらえたし、アンケートでの反応もよかったし、あのセミナーは成功だったんじゃないか?
他人の目になって見てみると、自分のやっていることって結構誇れることもあるのではないでしょうか。
フラットな気持ちで事実を見つめる
- どんなことでも主体性を持って取り組みましょう
- ポジティブに捉えて取り組みましょう
など、苦しいポジティブシンキングをする必要はありません。
曲がったポジティブシンキングはストレスなだけです。
イヤなものはイヤでいいし、ニガテならニガテで取り組んだらいいんです。
でも、イヤイヤでも達成すれば、「あの時の自分、すごかったかも」と思える瞬間が来るかもしれません。
最中は「イヤだ」という感情が強いですが、時間がたてば感情は風化します。
感情が風化すれば、自分の達成したことに対して「すごいな」と感じるようになり、成功体験へと昇華されます。
「別にそんなにがんばってないもん」なんて思わず、自分のやってきたことを思い返してみてください。
「あぁ、自分って結構がんばったな。すごいな」と自分で自分を褒めてあげることができると、心がフワッと軽くなる瞬間がきます。
成功体験が生まれる瞬間です。
成功体験は自信の源となり、行動する原動力になります。
あなたにもきっと成功体験はあるはずです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
一人でも多くの繊細さんが生きやすくなりますように。
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